2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介します。
「読めば宮古」は今でも宮古島の書店で販売しています。

【伊良部の自然】

<ホタル>
伊良部では一年中ホタルが見られます。
伊良部の人にとって海が綺麗なのが当たり前のように、ホタルがいるのは特別な事ではありません。
そんな訳で内地の様にホタル観察会などは開催されません。
内地で見られるゲンジボタルやヘイケボタルと違って陸生の森のホタルです。
幼虫を良く見るとグロテスクという人もいますが、一生懸命灯りを点滅させています。
ちなみに幼虫はカタツムリなどを食べているそうです。
まるよしの近くでも見る事ができます。(2016.04.21)


<ホタルと星空>
以前、関西から来た昔のお嬢様方がホタルを見たいと言ったので、管制塔近くの暗い道に案内しました。
その日は幸運にもホタルが乱舞。空には満天の星空がひろがり、昼間のぬくもりが残る道路に寝転がってホタルと星空の競演を満喫しました。
お嬢様方も嬌声あげて大変満足されたようです。
それ以降そんな幸運な話はあまり聞きませんが是非また見たいものです。(2016.05.01)


<駐車場のホタル>
ホタルを見ようと夕食後に探検に出かけたHさんはあちこち散々歩いた末、努力むなしくホタルを見る事ができずに帰って参りました。
ところがまるよしに戻って駐車場で草むらに眼を凝らすと数匹の幼虫が灯りを点滅させていました。
急がば回れ。灯台下暗し。努力した者は報われる。
頑張れば何か良いことがあるものですね。(2016.05.21)


<イタチ>
宮古諸島の外来種 (723x1024)伊良部島・下地島の道を走っているとリスのような小動物がいきなり道を横切ります。
リスではありません、イタチです。
沖縄本島のハブ対策にマングースが放されたように、サトウキビをかじるネズミ対策で放されたニホンイタチだそうです。
ニホンイタチは国内由来の外来種で、宮古諸島ではイタチの餌となるヘビ・トカゲ類、昆虫が減っていると心配されているそうです。
その辺の事情は環境省那覇自然環境事務所が発行した「宮古諸島の外来種」というパンフレットに載っています。
「宮古諸島の外来種」は環境省那覇自然環境事務所のウェブページでもご覧になれます。ダウンロードこちらから。(2015.12.09)



<アフリカマイマイ>
アフリカマイマイは15㎝にもなる外来種のカタツムリです。
直に触ったり、アフリカマイマイが触れた野菜などを生食すると寄生虫に感染して死ぬ事もあるそうです。
昔、伊良部で道を埋め尽くすほど大量発生した時はたくさん採って茹でて食べたそうです。
バイガイより美味しいという人もいます。
インドネシア産のエスカルゴの缶詰めは大概はアフリカマイマイだそうです。
伊良部の子供たちは知らず知らずに高級料理のエスカルゴを食べていたのです。
アフリカマイマイについては「宮古諸島の外来種」にも載っています。(2016.01.27)


<サシバの留鳥>
渡り鳥のサシバですが伊良部に住みつくものもいます。
サシバの留鳥と言うそうです。
渡口付近やゴルフ場、下地島の入り江あたりで空を舞うことがあります。
渡るのに疲れたのか、面倒くさいのか、よっぽど伊良部が気に入ったのか、鳥にも性格が色々あるようです。
サシバの留鳥のように旅の途中で伊良部に住みついてしまった人もいます。(2015.12.14)


<スズメ>
伊良部の朝は鳥の声でにぎやかです。
代表はスズメのさえずりです。電線や軒先でチュンチュンうるさいくらいおしゃべりをしています。
普段は10数羽ですが、餌がある時は100羽以上います。
都会のスズメは核家族で他の家族と餌の奪い合いをしていますが、伊良部のスズメは親戚一同集合して仲良く食べています。
まるで人間社会を映しているようです。
まるよしの駐車場には巣箱が置かれていて、子育ての季節になるとスズメが巣作りします。(2015.12.30)


<イソヒヨドリ>
伊良部の朝、スズメのさえずりの合間に美しい声が聞こえてきます。
声の主はイソヒヨドリです。
ヒヨドリより一回り小振りで美しい羽根をしています。
ヒヨドリは都会ではギャング扱いですが、こちらのイソヒヨドリは態度は控えめで綺麗な姿をしています。
佐和田の浜など海岸線で良く見かけます。(2016.01.01)


<伊良部の夕日>
下地島では絶好の夕日ポイントが幾つかあります。
有名どころでは佐和田の浜があります。
夏場は奇岩の先の下地島空港に日が沈みます。
落ちる夕日が海に反射する様子と奇岩のシルエットの景色が幻想的です。
秋口は下地島空港の先に沈みます。夕日の頃になると滑走路の外周道路にはどこからともなく人が集まってきます。
橋が架かってからは宮古島から見物に来るようになりました。
通り池の休憩所から海に沈む夕日も綺麗です。
冬場は沈む場所も変わって渡口の浜付近からも良いポイントになります。(2016.01.31)
下地島空港夕日 (1024x682)


<伊良部の星空>
伊良部島では感動的な星空が見られますが、流星群が見られる時期は更に凄いことになります。
オリオン座流星群、しし座流星群、ペルセウス座流星群などとニュースで言っていたら、酔っていても外に出て夜空を見上げて下さい。
首が疲れたら道路に寝転んでも大丈夫です。
天の川をまたいでアチコチで流れ星が飛び交います。
1時間で10個以上見られる事もあります。
流れ星をたくさん見られる事に感激する余り、その度願い事を忘れてしまいます。(2016.02.18)


<ヤシガニ>
まるよしに通うHさんとYさんは夕食後、ヤシガニ捕りに下地島に遠征に出かけてすったもんだの末、見事捕獲に成功しました。
捕獲されたヤシガニはその夜、蓋に重いブロックを乗せたポリバケツに入れられてまるよしの裏手に置かれました。
一夜明けて翌日見に行くとヤッシーはブロックをものともせず逃亡していました。
しばらく飼育する計画で名前まで付けたのに残念でした。
どこかの誰かが鍋に入れたという疑惑は残りましたが、ヤシガニの力恐るべしとしておきます。
宮古島市ヤシガニ保護条例が出来るずっと前の話です。(2016.02.24)
ヤシガニ01 (1024x691)


<ヤシガニ保護条例>
伊良部でマクガン(ヤシガニのこと)を捕ってはいけない場所があります。
お墓や焼き場の近く、御嶽付近では地元の人は誰も取りません。ご先祖様が姿を変えてくると考えられることもあります。
下地島はどこでも大丈夫だそうです。
ただし、現在は宮古島市ヤシガニ保護条例で捕獲禁止の時期や場所などが指定されています。
宮古島ではヤシガニ料理の登り旗がたっていますが、そのヤシガニはどこから来るのでしょう?(2016.02.26)
ヤシガニ看板 (1024x760)


<ヤシガニ捕り>
現在、ヤシガニの捕獲は条例で禁止や制限がされていますが、以前は自由に捕ることが出来ました。
捕まえて宮古島の料理屋に売る事もあったそうです。
昔は橋もなく船の時代なので夜の間は人の往来も少なく、捕る数もたかが知れていました。
そんな頃、ヤシガニ探しに余念のないHさんとSさんはヤシガニが徘徊しそうな夜は好きなお酒も我慢して一周道路をゆっくり車を走らせます。
ライトに浮かぶヤシガニの姿は巨大です。興奮したHさんは鼻から煙をはく勢いで車から降ります。Yさんが後ろから忍び寄ってハサミに挟まれないように捕まえます。
ヤシガニのハサミはブロックも砕くほどと言われています。指をちぎられた人もいるそうです。
そんなヤシガニも今は絶滅危惧種に指定されているほど数は減っているようです。
万が一遭遇しても観察するだけにしてくださいね。(2017.05.07)
ヤシガニ捕り (1024x692)


<白砂海岸>
宮古諸島には白砂が美しい海岸がたくさんあります。
来間島の長間浜、宮古島の前浜が有名ですが、伊良部島では渡口の浜が代表的な白砂の海岸です。
手の平を砂に押し付けてくっついた砂を見るとサンゴの欠片や小さな巻貝や星砂・太陽の砂などが見られます。
宮古諸島には川が無いため、内地の様に川から流れ出た山砂はありません。
裸足で歩いても熱くならないのはそのためです。
山砂に含まれる鉄分が無いからだそうです。
是非裸足で歩いてみて下さい。(2016.03.01)
渡口の浜 (1024x768)


<クモガイ>
宮古島の市の貝はスイジガイです。
大きさは15~20cmほどで、漢字の水の字に似ているのでその名がついたそうです。
魔除けとして家の入り口の石垣などにつるしてあります。
スイジガイの仲間にクモガイがあります。
クモガイも魔除けとして使われる場合があります。
一般的には食用にはしないようですが、茹でて殻を割って食べたり、身を引っかきだしてポン酢で食べたりすることもあるそうです。
サザエより美味しいという人もいます。
クモガイも以前はたくさん捕れましたが、最近は数も減ったようです。
サンゴのガレバに眼を凝らすと見つけられるかもしれません。(2016.03.05)
クモガイ01 (1024x692)


<島ダコ>
伊良部の海ではタコがよく見られます。
サバウツガーの海では地元の漁師がタコ漁をしています。
下地島のビーチにはカラフルな魚やサンゴを見にシュノーケルをする人がたくさん来ますが、下地の海にもタコがいます。
擬態しているので簡単には見つけられませんが、じっと見ていると解かるようになります。
橋が架かるずいぶん前、中の島でタコを発見したHさんはすかさず潜るとサンゴの隙間に逃げ込む直前に手づかみで捕まえました。
本人は今晩の酒の肴が出来たと喜んでいたようですが、ハマに戻る途中に墨は吐かれるは、足を首に巻きつけられるは、散々抵抗されて結局逃げられてしまいました。
その一部始終を見ていた友人はHさんがタコを捕まえたのではなく、タコに襲われたのだと思っていたそうです。
大分古いですがテンタクルスみたいな話でした。(2016.03.21)


<クワズイモ>
クワズイモの葉はサトイモのような形をしていて、大きなものは傘にして人が入れる位になります。
鳥獣戯画にも僧侶の上に葉っぱの傘を掲げる蛙がいます。
絵本では子供が大きな葉っぱを傘にしています。
まるでまんが日本昔話やトトロの世界です。
クワズイモは毒性があるためその名のとおり食べることはできません。
モノの本によると切り口からでる汁にも手を触れないほうが良いそうです。
観葉植物にもなっているので見るだけにしておきましょう。
下地島の一周道路には巨大な葉っぱがたくさん見られます。(2016.04.02)
クワズイモ (1024x657)


<ゴマモンガラ>
下地島の浜で潜るとかなりの確率でゴマモンガラに出会います。
カワハギの一種ですが50㎝以上はあるでしょうか、水中で見るとさらに大きく見えます。
顔つきが凶暴で怖いお兄さんがガンを飛ばしているように見えます。
縦になったり横になったりしながら水底の岩をひっくり返して貝を探したり、鋭い歯でサンゴをがつがつかじっています。
伊良部島に通うМさんはゴマモンガラに追いかけられたトラウマで見かけるとすぐに逃げます。
後日テレビの番組で、繁殖期には攻撃的になって巣に近づいた場合などに人に向かってくることがわかりました。子育ては大変だと思い怖い顔にも愛着をもちました。(2016.05.21)
20160521ゴマモンガラ02 (1024x692)


<モクマオウ>
伊良部島、下地島にはモクマオウの木があります。
元来は南方の木で伊良部では植林されたものが野生化したそうです。
サシバの渡りの頃はサシバが羽を休めます。
漢字だと木麻黄と書くらしいですが、モクマオウも夕方から夜にみると木魔王の漢字が似合いそうなシルエットです。
内地で見られる強風で曲がりくねったカイヅカイブキも不気味な形でスリーピーホロウの世界ですが、モクマオウを背景にヤエヤマオオコウモリが飛ぶとドラキュラの世界になります。(2016.05.26)
モクマオウ01 (1024x691)


<タカラガイ>
潮が引くとサンゴや岩の間に色々な貝が見られます。
そのなかでも美しいのがタカラガイです。
伊良部島、下地島の海ではキイロダカラ、ハナビラダカラ、ハナマルユキダカラが良く見られます。
浜辺に打ち上げられたタカラガイは波に洗われて輝きを失っていますが、独特の形でビーチコーミングでは人気があります。
生きているタカラガイは神秘の光沢を放っています。海の宝石といわれる理由です。
特にキイロダカラは幸せを呼ぶと言われ、人気があります。
今は数も減りましたが、数十年前は潮が引くとあちこちで見つけられたそうです。(2016.06.29)
タカラガイ01 (1024x691)


<ダツ>
旧暦6月1日と7月1日の大潮の頃スクがイノーに入って来ます。
スクはアイゴの稚魚の事で、イノーとはリーフに囲まれた池のような浅い海の事を言います。
藻を食べる前のスクは美味で、昔から寄りものとして海からの贈り物と言われています。
塩漬けにしたスクはお酒のツマミのスクガラスとして知られています。
同じ頃、イワシやキビナゴの幼魚の群れも浜に入ってきます。
それらの小魚を狙ってダツも浅瀬に入って水面近くを旋回します。
ダツはうろこがキラキラ光るのを目がけて鋭い口で襲ってきます。
金属のネックレスをして海に入っていた女性が喉もとを突き刺されたことがあるそうです。
海に入るときは光物は避けましょう。
夜海に入るときも、ライトは上に向けておかないとダツに襲われるそうです。
ダツは食用にもなるそうですが、美味しいという人とそうでない人に分かれます。(2016.07.19)


<クマゼミ>
梅雨明けを知らせるようにクマゼミがなき始めます。
7月の暑い盛りは大合唱になります。
遅い夜が明けて陽が昇ると共に鳴き始めると、朝の連続テレビ小説が始まる頃はシャーシャーとうるさいぐらいに鳴いてテレビのボリュームを上げさせます。
ところが、セミも暑さ負けするのでしょうか?不思議な事に昼を過ぎるとおとなしくなって行きます。
朝ドラはお昼の再放送を見る方が良さそうです。(2016.07.22)


<ドラゴンフルーツ>
まるよしの駐車場にドラゴンフルーツの木があります。
6月から7月に掛けてと11月頃に年に2度花を咲かせます。
月下美人の花とそっくりの美しい花です。
花は夜に咲き、日が昇るとしおれて行きます。
不思議な事に花は同じ日に一斉に咲いて、夜から明け方のわずかな時間に昆虫が集まってきて受粉します。受粉した実は一月ほどで美味しく食べられるようになります。
伊良部島を散歩して良く見てみるとドラゴンフルーツの木はあちこちに見られます。(2016.07.28)
ドラゴンフルーツの花01 (1024x691)


<季節風>
フナウサギバナタから海を眺めると右手に難破船がみえます。
2013年1月に座礁したモンゴル船籍の小型タンカーだそうです。
乗組員に犠牲者もでた痛ましい事故ですが、この時期は定期船も欠航するほどの強い北風が吹きます。改めて冬の季節風の強さを思い起こさせます。
3年半を経過した難破船は朽ちて姿が小さくなっています。(2016.12.09)
難破船 (889x533)


<ヤエヤマオオコウモリ>
陽が落ちて夕闇が迫ると大きな鳥が飛び交い始めます。
よく見ると鳥ではありません、コウモリです。
都会でも森が近くにある場所ではコウモリを見かける事が有りますが、伊良部のコウモリは巨大です。
伊良部島のコウモリは宮古諸島を含む南西諸島に生息しているヤエヤマオオコウモリという大型のコウモリです。
羽を広げると60㎝にもなると物の本に書いて有りますが、実際はもっと大きく見えます。
コウモリと言えば洞窟を思い浮かべますが、洞窟内には棲まず、普段は木の枝などに止まっています。
夜行性で夕方から夜にかけて主にイヌビワなどの果実や花,葉などを食べているそうです。
よく見るとまるよしの近くの電線や木の枝にぶら下がっています。月夜にバサバサと飛ぶ姿はまるで映画のようです。(2016.12.22)


<絶景ポイント>
宮古諸島は8島ですが、それぞれの島に数多くの絶景ポイントがあります。
そのなかで宮古島・池間島・来間島・伊良部島・下地島の5島は橋で繋がり、宮古島を訪れる人は簡単に絶景ポイントを訪れることができます。
伊良部島でも牧山展望台から見る伊良部大橋、サバ沖井戸や三角点からの海の展望、渡口の浜の白砂や入り江の美しさなど絶景ポイントは挙げればキリがありません。
そんな中でも下地島空港の誘導灯付近の海はエメラルドグリーンからマリンブルーまでの様々な色がグラデーションとなって、この世のものとは思われないほどの美しさです。
島の人たちも下地島空港の景色が皆大好きで、ドライブコースになっています。
異論はあるかと思いますが、宮古島の東平安名崎の灯台から眺めるパノラマの絶景、来間島の竜宮城展望台から臨む白砂の前浜などと共に宮古5島の絶景ベスト5にランクインするのではないでしょうか。
そうしているうちに、火野正平のこころ旅でも下地島空港の絶景が取り上げられました。
これで全国区になった下地島空港付近は混雑が予想されます。
宮古島に来られる方は是非お寄りください。
風の弱い波の静かな引き潮の時がより綺麗ですよ。(2016.12.26)
下地島空港 (1024x576)
東平安名崎 (1024x575)
来間からの前浜 (1024x576)


<伊良部の夕焼け>
伊良部島では夕日が綺麗に見えるポイントが数多くありますが、夕焼けのポイントもたくさんあります。
夕日の絶景ポイントと夕焼けのポイントは一致する場合が多いですが、必ずしも一致するとは限りません。
夕日を見に下地島空港や佐和田の浜や西海岸に行っても、残念ながら綺麗な夕日が見れない時もあります。
でも諦めては行けません。太陽が海に沈まなくても、空を染める夕焼けが見られる時があります。
特に雲を染める夕焼けは息をのむ美しさです。
海からの帰り道に空を見上げてみてください。
そんなポイントのひとつに入江の夕焼けがあります。(2017.02.19)
入江の夕焼け (1024x680)


<デイゴ>
宮古島の花木はデイゴです。花木のほかに市の花はブーゲンビレア、市の樹木はガジュマルが指定されています。
デイゴは春から初夏にかけて咲く花ですが、県の花にもなっていて、名曲「島唄」の中でも歌われています。
先日(2017年2月21日)のニュースで伊良部島でデイゴが咲いたと放送されていましたが、映像を見ると平成の森公園に隣接するB&Gのデイゴでした。
2月は北風が強く寒い日が続いていましたが、春の訪れが感じられる頃になりました。
デイゴの花は伊良部島などの先島諸島から咲き始め、沖縄県全体に広がって行きます。
花はまだ1部から2部咲きですが、4月から5月にかけて最盛期をむかえます。
これから伊良部島を訪れる方は是非訪れてみてくださいね。(2017.03.08)
デイゴ (1024x689)


<伊良部の花>
温暖な伊良部では一年中花が咲いています。
沖縄の花と言えばハイビスカス、ブーゲンビリア、デイゴなどがすぐ浮かびますが、ユウナ、トックリキワダなども綺麗な花を咲かせます。
7月と11月頃にはドラゴンフルーツが一夜限りの美しい花を咲かせます。
そんなメジャーな花以外にも数多くの花があります。
特に春からうりずんの頃にはあちこちに咲き乱れます。
車で移動するとそんな花もつい見落としがちです。時間と気持ちに余裕のある方は伊良部の道を歩いてみて下さい。
道端には名前もわからない野の花がひっそりと誇らしげに咲いています。(2017.03.20)
伊良部の花01 (1024x691)
伊良部の花02 (1024x691)
伊良部の花03 (1024x692)


<マングローブ>
マングローブと言えば西表島を思い浮かべますが、宮古島にもあります。
ガイドブックに載っている島尻や川満のマングローブ園は遊歩道も整備されて観光地のひとつになっています。
遊歩道は有りませんが、マングローブは伊良部島にもちゃんとあります。
伊良部のマングローブは伊良部島と下地島の間の入江によく見られます。
マングローブの入江にはガザミが生息しています。ガザミはワタリガニと呼ばれ食用になりますが、好き嫌いがあるようです。
たいこばし付近から見るマングローブは美しく、夕焼けを見る絶好のポイントになっています。(2017.04.05)
マングローブ (1024x684)


<伊良部の蝶>
伊良部島には数多くの花が咲きますが、そんな花に誘われて蝶がたくさん舞います。
一年中花が咲くので蝶も一年中います。
暖かくなると色々な花が咲き乱れるので、それに釣られて蝶も乱舞します。
宮古島市の市蝶オオゴマダラをはじめアサギマダラ、アオスジアゲハなどが飛び交います。
下地島の一周道路にはスジグロカバマダラがよく見られます。伊良部の道を歩くと後を追うように舞う事もあります。
ドライブも楽しいですが、是非ゆっくり歩いてみてくださいね。思わぬ発見があるかもしれません。(2017.05.27)
スジクロカバマダラ (1024x694)


<ハチジョウダカラ>
伊良部島の海岸には色々な貝が生息していますが、その中でもタカラガイは天然の美しい輝きを放ちます。海の宝石と言われる理由です。
初めてタカラガイを見てその神秘の輝きに心を奪われる人も多いようです。
最近は数も減ってきたとの事ですが、代表的なハナビラダカラ、キイロダカラ、ハナマルユキはまだ見つかるようです。
そんな中でハチジョウダカラというタカラガイがあります。
大きいものでは10cmにもなる大型のタカラガイで陶器製のように美しく、黒い深遠な輝きを放ちます。
その形から「子安貝」といって安産のお守りにもなっているそうです。
常に新鮮な海水が出入りするサンゴ岩の亀裂のくぼみなどに生息します。
興味のある方は探してみてください。運が良ければお宝をゲット出来ますよ。(2017.06.12)
ハチジョウダカラ (1024x692)


<モンパノキ>
宮古島、伊良部島の海岸にはモンパノキが自生しています。
モンパノキの下はビーチで日陰になって良い休憩所になります。
昔からモンパノキは柔らかくて加工がしやすく、乾燥しても変形しづらいため、水中眼鏡やゴーグルに使われていたそうです。
モンパノキの葉っぱは水中眼鏡の曇り止めにも効果があります。
葉っぱを取って半分に折って、葉っぱから出る汁をガラスに塗ります。
いつもはツバをペッペッと吐いて曇り止めにしている人も、市販の曇り止めを忘れた人も一度お試しください。(2017.06.20)
モンパノキ (1024x742)


<テッポウユリ>
宮古島を代表する花の一つにテッポウユリが有ります。
テッポウユリは南西諸島や九州南部が原産だそうで、ラッパのような美しい白い花が特徴です。
東平安名崎にはテッポウユリの群落が有って季節になると一面に花を咲かせます。
もともと自生していたものに補植したものだそうです。
伊良部島では群落は見かけない様ですが、あちらこちらで「あれっこんな所に」という場所に咲いています。
下地島の一周道路でも可憐な花を見ることができます。
本来はトライアスロンの頃が盛りの様ですが、今の時期(2017年6月)でもチラホラ見られます。
まるよしでも駐車場で美しい花を咲かせます。(2017.06.28)
テッポウユリ02 (1024x734)


<ウクバナリジィ>
白鳥崎の近くに離れ島が有ります。ウクバナリジィと呼ばれています。
大きな離れた岩と言う意味だそうです。
ウクは大きな、バナリは離れた、ジイは岩の事でこのあたりのビーチをそのように呼ぶそうです。
ウクバナリジィとリーフの間は潮の流れが有って、空港の誘導灯の沖に流されると言います。
リーフまで続く遠浅のビーチで点在する珊瑚に綺麗な魚が見られるますが、海を楽しむなら干潮時の潮の動きがあまり無い時が良さそうです。
ネッシーを見たことは有りませんが、ウクバナリジイを下地島の飛行場の方から見ると、ネッシーのように見えると言う人もいます。(2017.07.26)
ウクバナリジイ (1024x750) ウクバナリジイのビーチ (1024x752)


<スイミングホール>
ピサピシの右奥に直径30m程の深みが有ります。
勝手にスイミングホールと呼んでいます。
伊良部島・下地島には陸地、海中を問わずによく有る地形ですが、ピサピシの名前の通り平らなリーフが広々と拡がる地形に忽然と現れる深みには新鮮な驚きが有ります。
当然浅いリーフに見られる魚と種類も異なり珊瑚の景色も変わります。
ブルーの深みの色を楽しみながら泳ぐと貸切プールのような贅沢感を味わえます。
潮が引きすぎるとたどり着けませんが、波の無い潮の動きが少ない時間帯が絶好のコンディションです。(2017.07.30)
20170730スイミングホール (1024x691)


<アダン>
沖縄で良く見られる植物にアダンがあります。
パイナップルに間違える観光客の方も多いようですが、パイナップルは下から伸びた花が果実に成るのに対し、アダンの実は木からぶら下がるように成ります。
植物の分類からみてもまったくの別物でアダンはタコノキ科に属すそうです。
ちなみにパイナップルはパイナップル科です。
アダンの実はヤシガニの好物として知られていますが、熟すとオレンジ色になり甘い香りを放ちます。
アダンの実を食用としている国もあるようですが、伊良部島では食べられていないようです。
熟したアダンの実が散乱している場所をチェックしておくと夜のヤシガニ探しに役立ちます。
昼でもオカヤドカリやヤドカリが集まってきています。
アダンは海岸付近に自生していて、隠れビーチにつながる道をトゲのある葉で塞いでしまいます。(2017.08.27)
アダン02 (1024x691)


<タコノキ>
伊良部島の海岸付近にはアダンが自生していますが、アダンと良く似た木にタコノキがあります。
タコノキは小笠原諸島特産ですが、宮古島や伊良部島でも見る事ができます。
ちなみにアダンはタコノキ科の植物です。
強風から守るためにタコのように何本も根を伸ばして支えるためそのように呼ばれるそうです。
タコノキにはたくさんの種類があるそうで、伊良部島で見られるタコノキの中には巨大な松ぼっくりのような実を付ける木もあります。
アダンとタコノキは近縁種だそうで、アダンの実が熟すとオレンジ色になるようにタコノキの実もオレンジに熟すそうです。
まるよしにも出没する千葉のSさんが小笠原に行った時に、タコノキの実を漬けたお酒を飲んだそうです。大変美味しかったそうなので、アダンも漬ければ伊良部の特産品になるかもしれません。
伊良部島でタコノキは街路樹やゴルフ場の植栽で見られますが、アダンと同じように自生しているかどうかは不明です。(2017.08.31)
タコノキ01 (1024x692)


<青パパイヤ>
トロピカルフルーツと知られるフルーツの一つにパパイヤが有ります。
伊良部島にもあちこちにあって庭や畑に普通に生えています。
熟して果物として食べるのが良く知られていますが、沖縄では完熟前に青パパイヤとして野菜で食べます。
果物として美味しく食べる木と青パパイヤとして野菜として食べる木は幹の色が微妙に異なるという話もあります。
栄養満点の青パパイヤはパパイヤチャンプルとして美味しく食べられますが、まるよしでも人気メニューの一つになっています。
最近は手間を掛けるのが面倒なのか、既にカットされた料理用のパパイヤがスーパーで売られています。
パパイヤを採った後は幹にハート型のマークが残ります。(2017.09.28)
青パパイヤ (1024x692)


<ヤドカリ>
伊良部ではヤドカリの事をアマンと言います。
南国の景色にはコバルトブルーの海に付き物で沖縄を紹介する番組には必ずと言って良いほど海岸を歩くヤドカリが登場します。
朝ドラのちゅらさんのオープニングにも登場していました。
伊良部島・下地島のビーチにも数多くのヤドカリがいます。
ビーチでじっとしていると、そこらじゅうの貝殻が動き始めます。
アダンやモンパノキの下ではガサゴソうるさいぐらいです。
そんなヤドカリは伊良部では釣り餌に最高です。
市販の釣り餌よりヤドカリを餌にした方が良く釣れるそうです。
伊良部の子供たちは餌を仕掛けて置いて、夜懐中電灯を持って餌に集まるヤドカリを捕まえます。(2017.10.18)
20171018ヤドカリ (1024x749)


<ウミガメ大集合>
寒露の頃(二十四節気の一つで10月8日頃)が過ぎると、夏の南東季節風に代わって北東季節風が吹き出すようになります。
今年は台風21号が去った10月20日頃から空気が秋に入れ替わりました。
台風の吹き返しの強烈な北よりの風で海が荒れると、伊良部島の北側のリーフの内側には避難するようにウミガメが入って来ます。
普段でもウミガメが見れる絶景スポットと言われる「三角点」とか「イグアナ岩」と呼ばれているポイントでは、ウミガメの目撃率が更に高くなります。
立て続けに来た台風22号が去った後の10月終わりには、21号の後より強い北西からの吹き返しの風が吹きました。
絶景ポイントでは遮る物が無いため、立っていられないほどの超強風です。
そんな日にはウミガメも台風対策をするのか、波が比較的弱い安全な場所に集結するようです。
ポイントを訪れるとビックリする位たくさんのウミガメが、まるで集合しているのかのような光景を見れる事があります。
海が荒れてマリンレジャーが出来ない時はウミガメ探しも楽しいかもしれません。
ただし安全には最大限の配慮をしてください。(2017.10.30)
20171030イグアナ岩のウミガメ01 (1024x690)
20171030イグアナ岩のウミガメ02 (1024x691)
20171030イグアナ岩のウミガメ03


<がけ崩れ>
伊良部島や下地島の海岸にはサンゴ岩が波に洗われて出来た洞窟やオーバーハングした場所が至る所にあります。長い時間の中で、強風や高波で作られた自然の造形美です。
2011年5月の台風では中の島海岸のがけが崩れました。隣のハマと繋がっていた洞窟も危険で通れなくなりました。
そんなに強い台風ではなかったようですが、長年の劣化の影響でしょうか。岩肌がまだ新しい色で残っています。
真夏の海岸では強烈な日差しを避けるためサンゴ岩の下の日陰に退避しますが、上を見上げると崩れそうでチョット怖いです。(2017.11.19)
中の島がけ崩れ02 (1024x690)


<ミヤコカナヘビ>
伊良部島の道路をドライブすると日常的にイタチを目撃します。
一見リスに似ていますが、時にはネズミを咥えていることもあります。
そもそも伊良部島には居なかったものですが、サトウキビなどの農作物に被害を出すクマネズミ駆除に効果があるとして沖縄の各地に導入されたニホンイタチです。
宮古諸島には最多の4540匹が1960年からから1970年にかけて導入されたそうです。
伊良部島ではイタチのためにサトウキビ畑の一角にイタチの水飲み場まで造られました。
昨年度からの沖縄県が行った調査ではミヤコカナヘビがニホンイタチに食べられる被害が確認されたそうです。
ミヤコカナヘビを見たことはありませんが、宮古島とその周辺の離島のみに生息する全長およそ30センチの緑色をしたトカゲの仲間で、環境省のレッドリストで絶滅の可能性が最も高い「絶滅危惧1A類」に指定されているそうです。
県では「野外でミヤコカナヘビを発見するのが難しくなっている中で、ニホンイタチの高い捕食能力が示された。
ハブ駆除のため持ち込まれたマングースと似ており、宮古諸島の生態系保全にはイタチ対策が重要だ」として、今年度は駆除などの対策を強化することにしています。
実際今年の夏には、伊良部島・下地島にもイタチの捕獲器が設置されました。
人間に翻弄されたイタチには可哀想ですが、ミヤコカナヘビの元気な姿が復活して欲しいものです。(2017.12.22)
イタチ生息調査 (1024x690)  イタチ生息調査02 (1024x690)


<スイジガイ>
宮古島の市の貝はスイジガイです。
角が6本有って漢字の「水」の字に見えることから水字貝と呼ばれます。
沖縄の島々では、サンゴの石垣が積まれた各家の塀には魔物の侵入を防ぐ石碑として知られる石敢當と共に魔よけとして吊るされています。
伊良部島の各家は今ではコンクリートやブロック積みの塀も多くなりましたが、スイジガイを吊るしている家が多いようです。
スイジガイと同じようにクモガイを吊るしている家もあります。
宮古島市の総合博物館の入り口付近にもスイジガイとクモガイが吊るしてあります。
スイジガイもクモガイと同じようにサンゴのガレバや付近の砂地に見られますが、クモガイ同様最近はめっきり数が減ったようです。(2018.03.16)
スイジガイ01 (729x1024) スイジガイ02 (737x1024)


<伊良部の梅雨>
沖縄を含む南西諸島では5月の連休が終わる頃から梅雨に入り、6月20日過ぎに明けるのが一般的です。
宮古諸島や八重山諸島ではそれより数日早くなる事もあります。
梅雨と言うと観光シーズンからはずれ、旅行等の計画を避ける方が多いようですが、伊良部島の梅雨のイメージは内地のそれとは少し異なります。
確かに内地の梅雨のイメージ通り低い雨雲がたれ込めジメジメした日もありますが、伊良部島ではそのような日は多くはありません。
天気予報に雨マークが付いていても、日の差す時間帯は有ります。
熱帯のスコールのような通り雨のあとには、数時間の真夏の晴れ間が広がります。
そんな時にビーチに行くと貸し切りのようなお得感を味わえます。
今時は雨雲レーダーが発達しているので、「この雲が抜けると3時間は大丈夫だ」と雨雲の動きに合わせて海に向かう人もいます。
中には「天気も自然のうち」と気にせず海に入る人もいます。
雨が降っていても海水温は十分高いので問題はありません。
そんな訳で梅雨時に旅行計画を迷っている方は、思い切って実行して見ましょう。
雨に降られても虹を見れる確率が高くなったと考えてはいかがですか?
ただし、たまにはずーと毎日雨に降られる場合もあります。
そんな時はまるよしの料理と島酒でうさを晴らしてください。(2018.03.20)


<ウミガメ>
宮古諸島周辺の海ではウミガメが良く目撃されますが、伊良部島・下地島周辺でもよく見られます。
伊良部島の北側の絶壁の下のシンビジの海はウミガメの通り道になっていて、フナウサギバナタや三角点と呼ばれている絶景ポイントで下を覗くと高い確率で見られます。
最近ではイグアナ岩と呼ばれるポイントでも見る事ができます。
ただし高所恐怖症の方にはちょっとキビシイでしょうか。
宮古島のシギラビーチではウミガメと泳ぐツアーが人気です。
近くのわいわいビーチでもかなりの確率でウミガメと一緒に泳げます。
下地島でもピサラブのドロップオフによく現れると言われています。
毎年まるよしに通うYさんは中の島海岸のリーフの中でウミガメと一緒に泳いだ経験があります。シュノーケルする人には夢のような体験です。
小潮の満潮時が狙い目だそうですが、体験できたらラッキーですね。
ただしウミガメを見つけて夢中になっても安全対策は忘れないでください。(2018.05.03)
20180503ウミガメ (1024x692)


<プゥル>
下地島にはビーチがたくさん有りますが、橋が架かってからは宮古島からのマリンレジャーの業者さんもたくさん来るようになりました。
中の島ビーチなどのメジャーなビーチは人があふれ、勝手はヒッソリとしていたビーチにも人が入るようになりました。
農作業の軽トラックしか入らなかった道も雑草が刈られゴミを捨てないように注意看板が設置されています。
そんなビーチの一つにプゥルが有ります。
潮が常に出入りするプゥルの珊瑚は綺麗に生き残り、珊瑚に群がる魚も数多くいます。
下地島のビーチでも最後の生き残りの一つです。深みには綺麗な岩珊瑚が数多く有り、色とりどりの魚が泳ぎ、シャコ貝も豊富です。
大潮の干潮時には地元の人が魚釣りや潮干狩りにやって来ます。
まるよしのスタッフのNさんもミガルという貝を採りに来ます。
最近はマリンレジャーのガイドさんもちょくちょくお客さんを案内してくるようですが、是非生き残り続けて欲しいものです。(2018.05.07)
プゥル (1024x690)


<ヤシガニキンタ〇洗い>
ヤシガニは保護条例が施行されてから、場所や時期などによって捕獲禁止になっています。
条例が施行される前は、何時どこで捕っても大丈夫でした。
鍋に入れると美味しいだダシが出るそうです。
ヤシガニを見つけるには熟れたアダンの実が散乱している付近など、ヤシガニが出没しそうな場所を徹底的に探す方法も有りますが、一周道路をドライブするのが一番手っ取り早いと言われています。
ヤシガニは6月から10月にかけての大潮の時期に産卵のため海に行くと言われています。
そんな夜に、車をゆっくり走らせるとヘッドライトにヤシガニが浮かびあがります。
まるよしに宿泊される方で興味ある方は、お酒を我慢してトライしてみてください。
天然記念物のオカヤドカリにも出会えますし、道路を徘徊する巨大なヤシガニに遭遇するかも知れません。
そんなヤシガニの事を、オスでもメスでもキンタ○を洗いに行くと言っています。(2018.05.23)


<ホタル狩り>
伊良部島ではホタルは一年中見られますが、暖かくなると見る事のできる確率がより増えるようです。
下地島空港の管制塔付近の道路などでよく見られますが、体験農業施設あたりにもホタルがよく飛び交います。
ホタル探しに余念のないHさんは数年前、キャンプ村の近くでホタルに遭遇しました。
数匹のホタルが灯りを点滅させて美しく飛び交います。
まるよしまでに歩いて帰る途中にも、ホタルが後を追ってくるように飛んできます。
道端に止まったホタルを手のひらで包むと手の中でボンヤリと光ります。
まるで映画の1シーンのような光景です。
まるよしの駐車場で放すと遠くに逃げもせずにしばらく周辺を飛んでいました。
子供のときに内地の田舎で体験したことが思い出されて、50年前にタイムスリップしたような感覚だったそうです。
風が弱く、月の無い暗い夜には探しに行ってみてください。(2018.05.27)


<雨と晴の境界>
南の島では地面が太陽で暖められて、島の上に上昇気流が発生します。
上昇気流は島の回りの高い海水温の海から水蒸気を取り込んで、島の上に雲をかけます。
時には雨雲に発達する雲は、スコールとなって急な雨を降らせます。
東シナ海と太平洋の間に並ぶ宮古諸島は石灰岩の隆起で出来たので高い山は有りませんが、島の上空には雲が浮かびます。
そんな風景は来間島の竜宮城展望台や伊良部島の牧山展望台から宮古島を臨むと、ほぼ確実に見られます。
雲は島特有の風に流されて上空を通過して、晴れていても一時的な雨が降ります。
そんな時はまさしく雨と晴れの境を見る事ができます。
道路一本はなれた所で雨が激しく降っていても、その隣は晴れという事もあります。
極端に言えば、境界の晴れ側に立って雨側に手を伸ばすと手だけ雨に濡れるという状況です。
高い山や建物がない分、宮古島ではより空が広く見渡せます。
雨に濡れずに天気の境界を見たい人は、ビーチや見晴らしの良い高台で空を眺めてください。
海に浮かぶ灰色の雲から降る雨の線がはっきり見れます。
南国ならではの独特の景色です。
雨の後には虹の橋が架かることもあります。(2018.05.31)
通り雨01 (1024x692)


<芒種小満>
季節を表す方法や言葉は色々有りますが、その中に二十四節気が有ります。
二十四節気は太陽の動きに合わせて、一年を24の季節に分けています。
皆がよく知っている立春、春分、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至なども二十四節気の呼び方です。
伊良部島では10月8日の寒露の頃にサシバが渡って来ると言われているいますが、寒露も二十四節気の一つです。
5月21日頃から始まる小満(しょうまん)という節季から梅雨の走りとなり、6月6日頃からの芒種(ぼうしゅ)という節季に五月雨(さみだれ)の季節を迎えます。
因みに五月雨とは陰暦の5月頃に降り続く雨、いわゆる梅雨のことだそうす。
今年は空梅雨と言われ、給水制限も検討されている沖縄ですが、日本の南西に位置しているため、本来なら二十四節気で表される梅雨より、少し早めに梅雨に入ります。
伊良部島は更に南西にあるため、梅雨の本格的な雨が降るのは小満の頃からです。
ところが今年は小満になっても、雨らしい雨は降りませんでした。
古くから「小満に雨が降らない場合は芒種に降るのではないか」と言われています。
その事を伊良部では芒種小満と言うそうです。
台風5号の影響か、芒種になって雨が降り始めたようです。
サトウキビにとっても、ありがたい事です。(2018.06.12)
20180612下地島サトウキビ畑 (1024x691)


<クマノミ>
伊良部島を楽しむ方法は数多く有りますが、その中で代表的な物の1つにシュノーケリングが有ります。
伊良部島・下地島の周辺はダイビングスポットになっていて、宮古島からたくさんのダイビング船がやって来ます。
伊良部大橋が架かってからは、船の時代の何倍もの観光客の方や、宮古島在住の人たちも押し寄せます。
シュノーケリングする人たちの一番人気はクマノミです。
超有名な中の島海岸でずっと前からガイドをしている人によると、中の島海岸では日本で見ることの出来る6種類のクマノミのうち、4種類のクマノミと出会えるそうです。
映画で人気のでたニモでお馴染みのカクレクマノミをはじめ、クマノミ、ハマクマノミ、この辺りではちょっと珍しいセジロクマノミです。
ハマクマノミはそこらじゅうにいて、子供たちは「ニモだ、ニモだ」と大騒ぎしますが、元祖ニモは三本線のカクレクマノミを指すそうです。
中の島海岸のカクレクマノミは数が少数ですが、他のビーチでは普通にいます。
カクレクマノミを熱愛する方は他のビーチも探検してみて下さい。
ただし、情報を収集して安全を確認して、安心して探検してください。(2018.06.24)
20180624カクレクマノミ01 (1024x691) 20180624カクレクマノミ02 (1024x691)


<ホンソメワケベラ>
沖縄の海で一番綺麗と言われる宮古諸島ですが、その中でもビーチエントリー出来るビーチが数多くある伊良部島・下地島のビーチはシュノーケル天国です。
カラフルな熱帯魚や様々なサンゴの他にも癒し系のハコフグやタコ、シャコガイやタカラガイ等、見たいものには限りが有りません。
そんな生き物の中でチョット変わった魚にホンソメワケベラがいます。
縦じまのストライプのスッキリした模様の小さな魚ですが、他の魚の寄生虫を食べるクリーニングフィッシュとして知られています。
掃除する場所はクリーニングステーションと言って、場所が決まっています。
ステーションでは魚が脱力してホンソメワケベラに身を任せています。
まるよしに通うRさんがお気に入りのピサピシのビーチにはクリーニングステーションが有って、ホンソメワケベラがRさんの足をつつきます。
一時話題になったドクターフィッシュのようだと悦に入っていたRさんですが、後でホンソメワケベラが寄生虫を食べる魚と知ると、シャワーを浴びる際に入念に足を擦るようになりました。(2018.07.14)
20180714ホンソメワケベラ01 (1024x691)


<ピサピシ>
伊良部島、下地島には数多くのビーチが有ります。
伊良部大橋が架かってからは、観光客が押し寄せるようになり、宮古島のマリンショップもビジネスチャンスを求めてか、観光客をガイドするようになりました。
はじめは有名な中の島ビーチに集中していたようですが、橋が開通して2年が経過する頃には今まで伊良部島のショップしかガイドしない、当時はマイナーなビーチにも見慣れないショップの車が止まるようになります。
更に3年目に入ると、混雑する中の島ビーチを避けるのでしょうか、普段は人が入らないビーチにもチラホラ観光客の姿を見かけるようになります。
人間の心理として誰かの車が駐車しているビーチは安心するのでしょうか、そんな浜には当然のように多くの人が出入りするようになります。
その代表的な浜がピサピシです。
一周道路に面して浜が見渡せるせいか、今ではガイドの車も含め、車が何台も駐車している時があります。
かつては地元の人が大潮の時に潮干狩りに入るだけだった浜も、橋が架かる前にJTAの機内誌でシュノーケルポイントとして「空港下」と紹介されたり、ダイビングポイントにちなんで「一の瀬ドロップ」と呼ばれたり、滑走路の名前から「35エンド」と名付けられたりして認知度は年々高まって行きました。
ビーチの呼び方は増えましたが、たくさんいたカクレクマノミは数を減らしました。
ビーチの姿は確実に変化しています。
名前の由来の通り広大に拡がる平らなリーフと周辺の環境が無事に生き残る事を願っています。(2018.07.26)
20180726ピサピシ (1024x691)


<パッションフルーツ>
温暖な沖縄には内地では珍しい果物が数多くあります。
マンゴーやパパイヤやパイナップルなどはトロピカルフルーツと総称されますが、その中にパッションフルーツがあります。
通常、店頭で販売されているフルーツはハウスや畑で栽培されているのが一般的ですが、サトウキビ畑の片隅に自生したり、家の庭に植えられた物でも美味しく食べられます。
昔は内地でも庭の有る家には、梅や柿や枇杷等、実の成る木が必ず植えられていたものです。
伊良部島ではマンゴーの木が庭に植えられている家も有ります。
まるよしでの駐車場には、パパイヤ、ドラゴンフルーツが植えられていて、以前はパッションフルーツもありました。
好き嫌いがあるようですが、ちょっと酸っぱくていかにもビタミンCがタップリという味です。
見かけはカエルの卵みたいだと気持ち悪がる人もいますが、いかにも南国を連想させる食感のフルーツです。
パパイヤがまんじゅうと言われるように果物も方言で呼ばれますが、パッションフルーツは外来種だそうで、伊良部でもパッションフルーツはパッションフルーツです。(2018.07.30)
20180730パッションフルーツ02 20180730パッションフルーツ02 (1024x786)


<マリアの眼>
宮古島は昨年の秋、2003年の台風14号マエミー以来、久々に強い台風の直撃を受けたましたが、1週間近く停電が続いたマエミーの時のように甚大な被害が出ずに済んだのは不幸中の幸いでした。
今年も7月には、猛烈に発達した台風8号マリアが宮古島を直撃して去って行きました。
最大瞬間風速70mが予想され、厳重な警戒が連日報じられたマリアですが大きな被害はなく、一安心でした。
宮古島はマリアが来る数日前にも、台風7号の影響で50年に一度の大雨に見舞われていて、普段は安定した天気が続くこの時期に立て続きに台風の襲来を受けました。
伊良部島の梅雨明けは例年6月の20日過ぎで、いつもは梅雨明けから7月中旬ごろまで一番天気が安定します。
毎年台風シーズンを避けて、この時期をねらって訪れる人もいます。
今年もやってきたYさんは、想定外の台風を経験して、半日間の停電の洗礼も受けました。
猛烈な北東からの暴風を連れてきたマリアの眼に入ると、小一時間は無風状態が続きましたが、その後は南西からの暴風に変わり、電気の来ない部屋は一気に蒸し暑くなりました。
台風には避けて貰いたいものですが、自然には逆らえません。
台風の眼を体感するという、なかなか味わえない経験をしましたが、それと同時にやっぱり最近の天気は変だなと実感します。(2018.09.04)
台風8号の停電 (1024x691)


<明和の大津波>
ここ数年、気候変動による大雨などの自然災害が頻繁に発生していますが、火山や地震などの活動も多く報道されています。
北海道でも大きな地震が起きました。
沖縄地方でも、1771年に発生した明和の大津波が先島諸島に壊滅的な被害をもたらしました。
八重山地方でより大きな被害が出たそうですが、伊良部島でも下地島の帯岩や佐和田の浜の奇岩など見ればその大きさが計り知れます。
下地島は水没して、それ以降人が住まなくなったと言われています。
ずっとこの地方の津波は300年周期説が言われていて、そろそろ来てもおかしくないと言われてきました。
東日本大震災の後の調査では一時、周期説が否定的に見られる見解も出ましたが、最近の調査で600年周期説が有力になっています。
備えあっては憂いなし。いづれにしろ日頃の備えと心構えが大切だと思われますので、観光で来られた方も避難先や高台を確認して心の備えをしておいた方が良いと思われます。(2018.10.02)
カッフィからの帯岩 (1024x692)


<サメ>
宮古島などのマリンレジャーを楽しむ沖縄では「海の中の危険生物に注意しましょう」というポスターや啓発看板があって、フリーペーパーなどにも海で安全に過ごすための記事があります。
以前このあたりに来る人はダイビングや素潜りの経験者が多く、危険生物については事前に知識がある人がほとんどでした。
伊良部大橋が架かって観光客の数が増えると、安全のためのレクチャー無しで海に入る人もたくさんいるようですが、さすがにサメだけは怖いと知っています。
宮古島周辺の海にはサメが普通にいます。いないほうが不思議なくらいです。
毎年のようにサメの目撃状況や被害が報道されます。
サメの目撃情報が出るとその近辺のビーチは入水禁止になります。
宮古島と伊良部島の間でサンゴの生育調査の作業をしていたダイバーがサメに襲われたり、砂山ビーチでサーファーが死んだり、保良泉ビーチでサメに食われたイルカが打ちあがったりと毎年のように話題になります。
今年は博愛漁港で4メートルのサメが目撃されて、シギラビーチは入水禁止になりました。
これらのサメは危険なホオジロザメやイタチザメですが、そうでないサメもたくさんいます。
下地島の浅瀬でもドチザメなどが目撃されます。
釣り人の針にもサメは頻繁に架かります。
海にはサメ以外にも危険な生物がたくさんいます。
海に入る方はビーチの情報を集めると同時に、危険な生物の知識も事前に頭に入れてから海に入ることをおすすめします。
観光協会に置いてある「宮古島観光マップ」には有害生物に対する対処方法も載っています。(2018.12.13)
ドチザメ


<デイゴ2019>
暑さ寒さも彼岸までと言われていますが、伊良部では春はサニツからと言われています。
サニツは旧暦の3月3日で浜下りの日として知られていますが、今年は4月7日にあたります。
今年は冬が無かったと言われる伊良部なので、季節の変わり目がわかりませんが、すでに春は来ているようです。
春からウリズンと呼ばれる初夏に咲くデイゴは一分咲きから二分咲きの状態です。
デイゴの花の見所のと知られている、かつてB&G海洋センターがあった場所でもすでに開花しています。
まるよしから近場の国仲公民館でも咲いています。
寒いところから来られた方は、デイゴの花に春の訪れを感じてください。(2019.03.03)
デイゴ2019 01 (1024x690)

デイゴ2019 02 (1024x691)


<コウノトリ>
昨年3月に池間島で確認されたコウノトリは、その後4月には伊良部島に飛来して、佐和田の浜で餌をついばむ姿が目撃されていました。
昨年の7月には滞在日数が100日を越えたと報道があり、まるよしでも10月に滞在したお客さんから目撃情報がありました。
兵庫県の豊岡から奄美大島を経て、はるばる飛来したコウノトリ。
その後報道はされませんでしたが、この度2月23日で滞在333日を迎えたの報道がありました。
観察を続けている野鳥の専門家によると、本来寒い地域で暮らすコウノトリが、しかも干潟で餌を捕るのは珍しい事だそうです。
まるよしでも、「赤ちゃんを運ぶとされるコウノトリと子宝祈願の佐和田の黒浜御嶽を結び付けた島起こしのイベントをすれば良いのでは」と言う話もでています。
佐和田の自治会でも「製糖期が一段落した折りに、何かイベントを」と言う計画も有るとか。
佐和田幸田と命名され、住民票も交付されて記念Tシャツの販売計画もあるコウノトリが地域起こしと、人口の増加に力を貸してくれればという思いです。
コウノトリは近くで見ると巨大でインパクトがあります。
まるよしにお泊まりになる方は、奇岩で有名な佐和田の浜を訪れる際には、眼を凝らしてコウノトリを探して見てください。思わぬ幸せが訪れるかもしてません。
コウノトリが伊良部に移住して、文字通り伊良部の自然の一部になってくれれば良いですね。(2019.03.07)
コウノトリ (1024x695)


<白砂のビーチ>
渡口の浜の南の端の駐車場の横には、以前「パーラー渡口の浜」とか「渡口の浜食堂」と呼ばれていた天ぷら屋がありました。
カレーやそばもあって、地元の住民の憩いの場になっていて、観光客の中にもファンが多かったようです。
今は伊良部バブルの落とし子のような、観光客むけのカフェになっていますが、天ぷら屋の女将によると、渡口の浜の砂は、量が増えたり減ったりして、海岸の形が日々変わったそうです。
これは季節の風向きや台風の大波の影響だと言われています。
一方、下地島空港17エンドの砂は確実に増えています。
以前は大潮の干潮時でも海面下にあった場所の白砂が露出して、年々その範囲が拡がっています。
今では白砂の美しい伊良部島有数の絶景ポイントになりました。
これらの砂は、伊良部大橋の工事と共に増えたと言われています。
所変わって、宮古島の前浜では砂の減少が嘆かれています。
伊良部島でも更に変化が起きているようです。
最近開発が進んでいる渡口の浜の南に点在するビーチは、今までサンゴや小さな巻き貝が打ち上げられてビーチコーミングに絶好だった浜でした。
しかし最近は砂の量が増えて、引き潮の時には白い砂浜になっています。景観は綺麗になりましたが、イモガイやサンゴの欠片を目当てに訪れる人には残念な結果になっています。
季節や波がもたらす一時的な現象なら良いのですが、観光バブルによって伊良部島に大きな影響を及ぼした伊良部大橋は、伊良部島の自然の景観や生態系までも変えてしまうかもわかりません。(2019.04.08)
渡口の浜南の白砂ビーチ (1024x690)


<ハイビスカス>
南国を代表する花と言えばハイビスカスが有名です。
かりゆしウェアの柄にもよく使われ、沖縄の花の代名詞になっています。
ハイビスカスは畑と畑の境界に植えられていたり、街路樹になっているところもあります。
色は赤系が多く見かけられます。
真紅からピンクがかったものまで、微妙に違う色々な赤があって、それぞれの美しさがあります。
日本名はブッソウゲというそうですが、宮古島ではあかばなと言われて、八重のハイビスカスはゴージャスです。
宮古島では2、3年前から「宮古島ハイビスカス(あかばなぁ)産業化プロジェクト」で、宮古島産ハイビスカスの産業化を目指しています。
プロジェクトでは、ハイビスカスを使ったエキスやドリンク、食品、化粧品などの商品開発などを行っているそうです。
宮古島ではプロジェクトの前から、ハイビスカスの枝がお土産用に売られていたり、ハイビスカス風味のコーヒーやお茶もあります。
伊良部島でも街あるきのツアーでは、ハイビスカスで色付けしたハーブティーやハイビスカスの花の天ぷらなどが振舞われます。
伊良部商工会もプロジェクトに参加しているそうなので、これを機会に新しい名物になれば良いですね。
ハイビスカスは挿し木でも付くそうなので、一度お試しください。(2019.04.28)
ハイビスカス (1024x690)



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